近々ハリー・ポッターの舞台を観に行くので、その予習をした。ちなみに僕はハリー・ポッターについてそんなに詳しいわけではなく、そもそも本は小学生のときに 2 巻で飽きてそれ以降は読んでいない。ただ映画は大人になってから『ファンタスティック・ビースト』も含めて全作観ている。なお、本作のロンドンでの初演とファンタスティック・ビースト 1 作目の公開は、 2016 年で同じらしい。
内容についてはここでは触れないが、これまでのシリーズで登場したキャラクターたちが活躍するので、ファンにとってはとても楽しめる作品だと思う。逆に言うと、本編の流れがわかってないとまったくストーリーが理解できないため、注意が必要かもしれない。謎解きの要素はいかにもハリー・ポッターという感じだ。
個人的にハリー・ポッターのおもしろさは、主人公がどうにも頼りないところにあると思っている。それはいかにも人間的な行動をとるギリシア神話の神々のようでもある。僕は J. K. ローリングによる 2008 年のハーバード大学でのスピーチを何度も観ているが、そこで彼女は学生時代に何かを求めて古典の回廊に逃げ込んだと話している。その経験がハリー・ポッターに影響を与えたかどうかは定かではないけれども、人々を魅了するストーリーには一定の型があるのだろう。