最終第 3 巻は「データベース設計準備編」だった。これまでは概念的な話が多かったけれども、本編では技術的な内容もより多く盛り込まれていた。特にインデックス設計の章では突然 SQL が出てきたので、このあたりの知識がないと躓くことになるかもしれない。逆に自分の場合はインデックスと SQL との関連性が垣間見れたので勉強になった。
今回は 3 編を通じてデータベースの基本である RDB (Relational Database) について学んできたわけだが、実務で様々なデータに触れるなかで NoSQL (Not only SQL) の可能性についても考える場面が増えてきている。もちろん NoSQL が銀の弾丸であるなどとはまったく思っていないのだけれども、たとえばグラフ型などが有効なケースもあるのではないかという直観もある。
既存の RBD の奥深さはもとより、その先にある技術についても思いを巡らすきっかけとなった。