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はじめてのデータベース設計 2

最終更新日: 2024 年 02 月 18 日

第 2 巻は「論理設計 正規化編」である。データベース設計における正規化というものを、はじめてちゃんと学ぶことができた。実務で主に使われるとされる正規形を本書の図からそのまま書き出すと、以下のようになる。

  • 非正規形:正規化されていない表

  • 第 1 正規形:属性がすべて単一値をとる(繰り返し項目を除いた)表

  • 第 2 正規形:すべての非キーが各候補キーに完全関数従属している表

  • 第 3 正規形:すべての非キー属性が候補キーに推移的に関数従属しない表

これだけ見ると難しいことをしているようにも見えるが、例を追っていくとやっていることは極めてシンプルであることがわかる。たしかにこんな感じでデータベースの構造を考えていたなぁというのはありつつ、それが体系化されたので今後説明も楽になりそうだ。

世の中を見回すと非正規形でデータが運用されている場面によく遭遇するが、そのときに着目すべきポイントが明瞭になってとてもよかった。